MobiControl

MobiControlの構成要素

MobiControlは、大別すると、「管理サーバ」、「コンソール」、「データベースサーバ」、「端末エージェント」から構成されます。 コンソールには、MobiControl Managerという名前のソフトウェアを搭載します。
データベースには、Microsoft SQLサーバを使います。
端末エージェントは、端末と社内サーバにインストールします。必要なら 端末と管理サーバとの間は、SSL通信をします。管理サーバとコンソールの間もSSL通信をします。 コンソールの運用を外部委託する場合があるからです。


MobiControl Manager
コンソールソフトであるMobiControl Managerを使うと、下記のように多彩な作業を実行できます。
  • 端末毎の端末エージェントの作成をします。
  • ファイルの同期の設定をします。正確には、端末または端末グループ毎のファイル同期ルールを作成します。
  • 端末または端末グループ毎のセキュリティ対策設定値を定めます。
  • 特定の端末をリモート監視およびリモート操作をします。
  • リモート操作に伴い、マクロ命令セットを記録します。端末の画面変化を動画として記録します。
  • 端末のプログラムの不具合点を摘出します。
  • 端末または端末グループ単位で、各種設定変更をします。
  • MobiControl Package Studio を使い、プログラムパッケージを作成できます。
  • Crystal Reportを同梱しています。これを使い、各種統計レポートを生成できます。
  • 管理サーバとSQLサーバの設定をします。
  • その他、多くの作業を実行できます。

管理サーバ
ファイルの同期と中継をします。端末の設定項目の値やプログラムパッケージを配布します。端末のステータス情報を入手します。 コンソールから端末をリモート操作するときのパケット中継をします。

データベースサーバ
ユーザファイルのプールをしています。全ての端末のプログラムやハードウェアに関する情報を格納しています。
MobiControlは、MSDE(Microsoft SQL Server Desktop Engine) とSQLサーバ2005 Express Editionを同梱しています。
SQLサーバ2005 Express Editionでも、1000台位の端末を運営している実例があります。 それ以上多くの端末を管理/運用するには、製品版のSQLサーバ2005の使用を推奨します。
端末台数が数百台と小規模のシステムでは、管理サーバとデータベースサーバでマシンを共用することも可能です。
更に小規模では、コンソール(MobiControl Manager)もマシンを共用することが可能です。

端末エージェントソフト
MobiControlの端末や社内サーバには、端末エージェントソフトをインストールします。 これは、OS別、モバイル端末ハードウェアメーカー別に用意してあります。 同一端末グループ内の端末の設定値の多くは共通になります。
しかし、 端末エージェントソフトには、唯一性のある端末IDと端末登録ルールIDを埋め込ませてあります。 従って、インストールするCABファイルは、各端末毎に異なります。 端末登録ルールIDは、暗号化されていて、誰も見ることができません。端末が管理サーバにアクセスしたときは、 「端末ID」と「端末登録ルールID」を管理サーバに提出します。この認証を得てから、管理サーバは 当該端末へのファイル同期や設定値変更やプログラムパッケージの伝送を行います。

サーバの冗長化
システムのノンストップ運用と負荷分散のために、管理サーバを複数設営できます。 端末には、複数の管理サーバのアドレスを記憶させておきます。そしてそれらにアクセス順位を設定しておきます。 右図で、端末群#1は、アクセス順位第1位の管理サーバとして、サーバ(A)を指定しておくとします。 もし、サーバ(A)に何らかの理由でアクセス不能になれば、端末群#1は、サーバ(B)にアクセスします。 サーバ(B)にもアクセスできなかったら、サーバ(C)にアクセスします。
サーバの階層化
MobiControl管理サーバを複数配置する場合、それを階層化できます。 これは、WANの伝送混雑を防止するのが目的です。本社の 1つのファイルを全ての端末へ配布することを想定します。 右図の場合、本社のサーバは、本社のMobiControl管理サーバに1回だけ そのファイルを送ります。本社の管理サーバは、各支店の管理サーバに 「ファイルの同期」をします。続いて、各支店の管理サーバは、所属の端末群と 「ファイルの同期」をします。
もし、各支店の端末群の第2位アクセス順位サーバを本社のサーバとしておけば、 支店サーバがダウンしても、そのときだけ、支店の端末群は本社のサーバに アクセスして、当該ファイルをダウンロードします。
MobiControlでは、サーバを5段階まで階層化できます。

MobiControlとファイアウォール
MobiControlは、ファイアウォールのDMZに設営します。 MobiControlの必要なポートは、TCP443とTCP5494です。 TCP5494は他の番号に変更可能です。

サポートするOS
MobiControlがサポートするOSは、下記の通りです。
端末OS
  • Windows CE (Pocket PCを含む)
  • Windows Mobile
  • Windows 2000
  • Windows XP
  • Windows Vista
サーバOS
  • Windows 2000
  • Windows XP
  • Windows Vista
  • Windows 2000 Server
  • Windows Server 2003 (推奨)